今年は、お盆を過ぎても残暑が厳しく、うだるような暑さが続くので鬱陶しい。
会社まで歩いて通勤するのですが、朝の八時頃だと既に気温も三十度越えです。
汗も噴出してきて、ハンカチで顔を拭いながら、遅刻せぬよう足早に歩く日々。
そんな繰返しの日常であっても、時として、新しい植物を発見したりもします。
それが側溝の防護柵付近で咲いているニラで、栽培されているとは思えません。
ただ、側の歩道をはさんで果樹園の栗の木があり、昔は農地だったのかもなあ。
近辺は、横浜市にしては里山の残されている場所で、多少農地が残っています。
なので、野良のニラとはいえ、昔は立派な農作物だったような気がしてきます。
葉を摘み取っても揉んでみれば、特有の臭いがしてきて別の植物とは思えない。
一方、そっくりな”ハタケニラ”は、なりすまし植物でも開花の時期が違います。
梅雨の始めから咲いて葉にも臭いはないし、花弁にうっすらピンクの線もある。
開花期が違いすぎるのですが、花の咲く時期を知らなければ、見誤るだろうな。
通勤の道すがら、この両方の植物を見ることができたので、もう間違えないよ。
それで、掘り起こすと、ハタケニラは球根で、ニラは根茎なのが判別できます。
ハタケニラ、花期は春〜夏 |
しかも、ハタケニラの球根は、ハナニラやムスカリのような子持ち球根なんだ。
まあ、そんな面倒くさいことをしなくとも、葉を揉めば臭いで分かるからなあ。
でも、スイセンの若葉をニラと間違えてしまい、調理して食べてしまうようだ。
こちらは有毒のリコリンが含まれていて、例年、ニュースで時折報道されます。
まあ、そんなことから採取してベランダで栽培すると言ったら上さんが猛反対。
毒草を食べたいのかとか言うのですが、種子でも採取して気長に育ててみるか。
ただ、町内会の秋の草刈りが行われてしまう時もあり、先に根茎を取るべきか。
というわけで、ニラの株か種子の採取をどのようにするか、思案する日々です。
歩道脇の裸地では、除草剤を撒いて草刈りしてもすぐに雑草が生えだすのが普通で、当然、ニラも一度は枯れながら改めて成長して来るのですが、花が咲き終わったら、雑草の中からどれがニラの茎なのかを探し出すのも結構大変でして、見つけ次第、目印のテープでも巻いておこうかと思う自分なのでした。
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