電気ケトル(1リットル) |
イタリアの電化製品で、デロンギは、国内で熱心なファンが多いブランドです。
普通、自分達の身の回りを見ると、日本のメーカー品で溢れかえっていますね。
なのに、敢えてイタリアから輸入された家電を使うのは、理由があるのだろう。
例えば、スクーターのベスパもイタリア製ですが、お洒落で魅力的なデザイン。
単に移動の手段というより、選んで乗り回したくなるような、生活の表現かな。
デザインも変わることのないのがベスパであり、ゆえに個性のアイコンですな。
なので、デロンギの製品もこれに通じるような満足を消費者に与えるはずです。
自分は持ったことが無いのですが、この間、ホテルの備品で使われていました。
北海道十勝管内の上士幌町で一泊したのですが、そこが小洒落たホテルなんだ。
チェックインして部屋に入ると、ウグイス色の電気ポットが置いてあったのよ。
ビジネスホテルなどに泊まると、いかにもの中国製が使われているのが普通ね。
ところが、ここの宿のオーナーは気取っているのか、ワンポイントの個性強調。
カミシホロホテル |
そんな気がしたのも、テレ東の番組”カンブリア宮殿”を観て会社を知っていた。
元来はオイルヒーターが有名でしたが、日本法人のマーケティングで市場開拓。
ヨーロッパにない仕様を盛込んだのが成功して、この電気ケトルもそうでした。
本来は、容量が1.7リットルもあったのですが、一人暮らしには少し大き過ぎる。
このため、頑固な現地開発スタッフを口説き落として、小型化までこぎつけた。
この手の苦労談を、番組で視聴しましたが、他にもホテルで製品を発見したの。
それが食堂に置いてあったコーヒーメーカーで、これこそ同社の大ヒット商品。
ブラッドピットがCMに出演していて、日本では売上げが三倍になったらしい。
特にエスプレッソマシンは、ニッチェな仕様で圧倒的なマーケットシェアです。
この他、暖房用オイルヒーターに限れば、九割のシェアにもなって正に手堅い。
というわけで、このコーヒーメーカーで作ったコーヒーを朝食で味わいました。
それで、このホテルではダイソンのドライヤーとか、高機能型のダイキンエアコンも備え付けられていた一方、経営コンセプトは”ICT(情報通信技術)による地方創生”というのを知って、デロンギの製品もその一環なのだなと悟ったのでした。
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