国道五号線からスキー場 |
昨年九月、北海道帰省の話はブログでも投稿していましたが、その時の話です。
往路は、一度も載っていなかった函館新幹線で、青函トンネルを通過しました。
目的地は小樽だったのですが、観光もあり終点の新函館北斗駅で降りたのです。
ここから、レンタカーを借りて大沼へ向かった時、前方に山々が見えて来たな。
それほど標高のある連なりでもなくて、一部は頂上まで草地なのが分かります。
しかも、この草地の右側は、鉄塔らしき物体が点々と頂上へ連なっていました。
運転していて前方の視界に現れてくるわけで、これはスキー場だと判断したな。
ホテルへ戻ってからネットで調べましたが、仁山高原スキー場なのが分かった。
これだけ近いのであれば、未だ滑っていないから、来年のスキー旅行は道南か。
そう思って計画を立てようとした時、12月になって突然スキー場は休止の宣告。
本当は、このゲレンデを最初に、横津岳ゴンドラからニセコまで北上する計画。
それが、初っ端でおじゃんで、滑られずのお蔵入りゲレンデになってしまった。
休止の案内 |
仕方がないと思いつつ、このようなゲレンデは他にも各地に散らばっています。
例えば、北海道で積雪もあって行ったのに、リフト運転が週末だけのスキー場。
道央安平町の安平山スキー場で、スキー場の関係者もいたのに、平日はお休み。
後は、同じく道央の二木町民スキー場ですが、小学生のスキー授業で遠慮する。
こういったゲレンデは、東北の花笠高原スキー場やセントメリーもそうでした。
どちらも二十年以上経ってから滑走できましたが、セントメリーは今年で閉鎖。
自治体の経営で財政負担が重くなって、やむを得ない判断ということらしいな。
仕方がないとは思いますが、スキービジネスは、こうして縮小気味の傾向です。
というより、インバウンド観光客目当てでは、大規模施設が好まれるらしいよ。
ニセコやフラノ蔵王、加えて、アルツ磐梯と猫魔はリフトで合体してしまった。
西日本でも、ハチ北とハチ高原が連絡リフトで接続して、大きいのは良いこと。
こうなると、生き残りを考えねばならないが、町民用のリフト一本なら大丈夫。
経費がそう掛かりませんので、仁木町は古くなったリフトを更新するようです。
というわけで、スキー場の栄枯盛衰は、生き残りをかけた厳しい下剋上の時代。
長野県のゲレンデでも、今シーズンは営業できても来シーズンはどうなるか分かりませんと、今シーズンの初めから宣言して来るゲレンデまであったりして、誰か、中小のゲレンデでものんびり滑られるメリットを、インバウンド向けに英語で紹介してもらえないかと思うのでした。
0 件のコメント:
コメントを投稿