2025年6月9日月曜日

アゲハ蝶のイモ虫にしては型が大振りで変だと思いましたが、最終齢で成虫を判別できる特徴が出現 ー クロアゲハ幼虫(昆虫観察)

    
前回の投稿では、レモンの木に付いたのはアゲハ蝶の幼虫だろうと考えました。
ただ、イモ虫の個体としては、よく見るアゲハ蝶の幼虫より大型なのが奇妙だ。

他の芋虫は、よく見るアゲハ蝶とほぼ同じぐらいのサイズで間違いないだろう。
なので、この一匹だけが異様に大きかったのですが、最終齢の脱皮で雲隠れだ。

どこに行ったのか分からなくなりましたが、代わりに上さんが発見したと報告。
携帯で写真まで撮ってくれて、よく見ると、それは紛れもなく違うアゲハです。

それが冒頭の写真ですが、ナミアゲハと区別のつくポイントは、腹部の縞模様。
上から見て、ナミアゲハは、V字をした白か黒の比較的単純な帯をしています。

それに比べて、カラスアゲハの背中模様は、幾何学的な紋様で特徴があります。
次に、ヘアバンドの付いた目のように見える眼状紋にも、違いが見て取れます。

ナミアゲハは、眼と眼の間に二重半円が並びますが、クロアゲハは不明瞭だな。
その円の模様の並びも大雑把で割と区別がつけやすいので、区別は付くだろう。

クロアゲハ
ナミアゲハ

こうして、クロアゲハとナミアゲハの幼虫が仲良く暮らしていると確認できた。
次に、ナミアゲハの最終齢は、まだ一匹で、他にも二三匹は暮らしているんだ。

ただ、四齢目の一匹は、寄生虫に侵されたて、他の虫に食べ尽くされたんだな。
かわいそうな気もしましたが、一方で、自分のヘンルーダの幼虫はどうかなあ。

一匹だけですが、三齢幼虫で背中の白帯模様が明確なのでナミアゲハのようだ。
一年目の若い苗木なので、幼虫が多く居ついたら食べ尽くされないか心配です。

というわけで、このマンションにクロアゲハが産卵にやってくるのが分かった。
これまでは、マンションの階上を高く飛び越えていくクロアゲハは、何度も見かけていたのですが、大規模修繕工事のおかげで、レモンの鉢を中庭に仮置きしてくれたおかげで、クロアゲハの繁殖をこの目で確認できたから、幸せな気分なのでした。



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2025年6月7日土曜日

大模修繕工事で避難中の植物を見て、アゲハ蝶が棲みついているマンションなのだと分からせてくれた ー アゲハ蝶幼虫(昆虫観察)

         
マンションの大規模修繕工事が進んでいますが、住人の頭痛は植物の鉢でした。
というのも、共用部分のベランダが工事対象で、栽培する鉢は移動が必要です。

どかさないといけなくて、請負会社は中庭に一時避難の植物棚を設けてくれた。
後は、指定された二三日の間に、棚へ移動しますが、結構、大変な作業でした。

ただ、四十鉢近くもあったので、大切な鉢を残して、三分の二は処分しました。
例えば、東京都で準絶滅危惧種に指定されたウマノスズクサは処分できないな。

その一方で、アゲハ蝶の食草になるヘンルーダは、樹勢が弱くなったので処分。
代わりに、種子をまいて発芽させましたが、こちらは残して鉢置き棚へ移動だ。

鉢がどんどん移動さしてきましたが、背丈の高い植物を棚に置かない人もいた。
中には棚における背の低い植物もありましたが、鉢の所有者が寄せたのだろう。

それで、この背の高い鉢にはばたきの弱くなったアゲハ蝶が、飛んでいました。
まあ、マンションの中庭は、アゲハ蝶が良く飛んでいて、気にしませんでした。

それがニ三日後、この中庭を通った時に、何気にこの低木に視線が行きました。
何かの幼虫に肉厚の葉が食べられているようで、だとしたら、蝶の仲間だろう。

そう思って、綺麗に半円形に咬み切られた葉っぱに注視すると、何だかいるぞ。
よく観察すると、アゲハ蝶の仲間の幼虫らしい芋虫が動かずにじっとしている。

確かに、この間飛来していたアゲハ蝶を思うと、この幼虫ではないでしょうか。
芋虫は、見た限りでは四匹で、すべて三齢から四齢の段階にあると思いますな。

       
上さんの意見では、いつもヘンルーダで見かける幼虫とは違う気もするらしい。
クロアゲハの幼虫の白い縞模様が、似ているような感じもするといっています。

だから、この先、五齢でミドリ虫の幼虫になれば、異なる縞模様で判別できる。
というわけで、この植物にはトゲが枝にあるので、レモンの樹が何かだろうな。

実は、やむなく整理した鉢で、夏ミカンの種子から発芽させた株を育てていたのですが、これによく産卵するアゲハ蝶がいて、幹にトゲが出ていた雰囲気が中庭の鉢にも似ており、だとすれば、アゲハ蝶の仲間は、このマンションで累代の繁殖をしているのかもしれないと思うのでした。



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2025年6月5日木曜日

ヒナギキョウ、ヒナキキョウソウ、キキョウソウ、早口言葉じゃないけれど、仲間でもみんな違う野草だよ ー キキョウソウ(植物観察)

       
今日は、ヤマザキのパンがとあるスーパーで特価だったので、買い物の遠出だ。
”ダブルソフト”のパンは、値上げの繰り返しで、現在は参考小売価格が280円。

税別で、スーパーではそれより安い値段で売られていて250円前後でしょうか。
それが、とあるスーパーは、超目玉商品の149円で売り出しチラシが出ました。

ただ、歩いていくと小一時間かかるので、ちんたら歩いていくことにしたんだ。
このお店は、百均のセリアもあるし、園芸用品を購入することがままあります。

なので、出かける機会もあるので気おくれはしませんし、お天気もやや薄曇り。
汗もかかないだろうと思って出かけましたが、他のスーパーでは鶏肉の特売だ。

この二軒をぐるっと回って買い物できなくはないのですが、歩くだけで一時間。
まあ、いざ決行で買い物してきましたが、帰る道すがらにこの野草を発見した。

花の直径は15ミリくらいあり、可憐に美しく咲いている姿もよく撮影しました。
ところが、iPhone15で撮影しても、焦点を合わせるのが難しいほど小さな花。

何とか撮影して、帰宅してからグーグルで写真検索をすると一発で結果がでた。
ただ、似たような花が三つ紹介されていて、どれも見間違いやすい雰囲気だな。

後は、葉の形状とか花の咲き方の説明を読むと、どうやらキキョウソウらしい。
決め手は、花が上から下に段々に咲くとあるので、これが決め手になりました。

     
北米・南米が原産の帰化した植物で、日本ではその辺の道端に普通に育ちます。
今回発見したのは、道路路肩と歩道の間の目地の隙間からで、たくましいんだ。

同じ仲間にヒナキキョウソウがありますが、先端だけ咲いて残りは閉鎖花です。
なので、複数の花をつけるキキョウソウの方が、見た目は鑑賞に耐えられそう。

というわけで、ダブルソフトを買い求める遠足で、かわいい花に癒されました。
今、住んでいるマンションの大規模修繕工事で、栽培中のキキョウの鉢もお引越ししていますが、これから開花期がくるのを楽しみしていて、同じキキョウ科でも花が大きければ、期待も高まる感じなのでした。



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2025年6月3日火曜日

カラ類は、おしゃべり上手な小鳥たちなので、そのさえずりを聞いて楽しむのは幸せな気分だな ー ゴジュウカラ(野鳥観察)

    
自宅が大規模修繕工事のせいで、依然として不自由な生活を強いられています。
マンション住まいだとリビングからバルコニーに出られますが、その床が対象。

床の樹脂シートも剥がしてしまって、完了するまでどうも時間がかかりそうだ。
修繕の作業性で、ガラス窓の網戸を外されてしまい、空気が入れ替えできない。

五月連休を過ぎても締め切って部屋の気温が上昇してしまい、やりきれません。
ところが、中旬になって修繕が進行したのか、網戸をかける許可が下りました。

ホッとして網戸を付けますが、早朝、開け放しで野鳥のさえずりも聞こえます。
ウグイスも聞けますが、さえずりが段々上手になっていくのが、面白いのです。

シジュウカラもよく聞けるので、まるで八ヶ岳のペンションに泊まった気分だ。
その中で、聞きなれないさえずりがあって、それは”フィッフィ、フィッフィ”

シジュウカラのさえずりに混じって聞こえますが、どうもゴジュウカラみたい。
シジュウでなくてゴジュウとあるから、スズメの仲間でも異なる分類なんだな。

では、ロクジュウ、サンジュウのカラ類がいるかと思えば、それはありません。
なので、シジュウ、ごジュウだけで、ヒガラ、コガラ、ヤマガラなら見かける。

ただ、鳥の姿は見つからず、向かいの市民の森から、さえずりが聞こえて来る。
それで、カラ類は混群といって、別種の鳥同士で群れを作る習性があるようだ。

実に、仲良く市民の森で暮らしている様子が微笑ましくて、楽しみなさえずり。
一方、今日は梅雨のさきがけのような曇りの天気で、ジメっとした空気が嫌だ。

そんな一日で近所のスーパーへ買い物に行きますが、高圧送電線の下を歩いた。
すると、頭上の電線からジージーと音が聞こえてきたのでちょっと驚きました。

これは、送電線が部分放電を起こして、湿気が原因で起こる現象だといいます。
雨の日だとよく聞こえるものですが、湿り気のある曇りの日でも聞こえるんだ。

というわけで、ジージーする音よりは、フィッフィのさえずりが上等なのです。
ジージーとなくのにオケラもいますが、間もなく虫たちのさえずりも聞こえてkるはずで、ベランダにはカネタタキが飛来して、”ティン、ティン”とない出すのでしょうが、リビングにまで入ってくるのは困りものなのでした。



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2025年6月1日日曜日

西洋種では南ヨーロッパ原産ですが、同じキキョウ科でも東アジア原生種になると、咲いた花の向きが違うのだ ー カンパニュラ(植物観察)

             
近所を歩いていますと、畳一枚分と小さいな花壇を維持する女性がおりました。
これまで、通勤で歩く道すがらで見かけるて、毎日、咲く花が楽しみだったの。

昨年からですか、カンパニュラという釣鐘上の形をした花が、咲きだしました。
和名では、”ホタルブクロ”と言いまして、お寺にある梵鐘が釣り下がった印象。

袋状の花から、蛍を中に入れる虫かごのように見立てつつ、名付けたらしいな。
それで、この花壇で見たカンパニュラは、花が逆に上を向いて咲いていました。

カタカナ名の通りに西洋種なのですが、学名には別々の名称がついていました。
”Campanula punctata”と”Campanula medium”ですが、後者が上向きだな。

風鈴草とも呼びますが、風鈴でも花は下向きじゃないかと、思ってしまうのだ。
そんなことを思いつつも、このカンパニュラは園芸種らしく、青い花がきれい。

以前、この花の種子をまいてみたのですが、発芽せずに失敗してしまいました。
なので、現在は和名のホタルブクロだけを育てていて、この五月に咲きだした。

             
ただ、赤紫の花が白い花の花粉と交雑したせいで、白は白でもくすんでい来た。
だから、ちょっと見でパッとしない花になってしまっても、十年近くの栽培だ。

愛着もあって、このまま面倒を見る気なんだが、ホタルブクロは別名が提灯花。
行燈花とも言いますが、形状からして、この名称でもふさわしい感じがするな。

今回、花の向きの違いでを調べたら、グーグルが試験運用のAIで回答したの。
しっかり答えてくれましたが、最近のAIの回答は、的確で参考になりますわ。

とうわけで、ホタルブクロは多年草ですが、西洋種はそうでないのもあるんだ。
歩いて見かけるカンパニュラは、前の年に見かけていたので、多年草と思いますが、ホタルブクロと同じように咲いてから種子を採取しようと試みても取れなかったので、今年は花柄ごと失敬させてもらって採取してみようと思うのでした。



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