2025年10月15日水曜日

天売島の海鳥繁殖地は、天然記念物に指定されているぐらいだから、この海鳥の繁殖も絶えないでほしいな ー オロロン鳥(野鳥観察)

   
この間、本棚に挿していたパンフレットが、何かの拍子でパラリと落ちました。
物音がしたので、何だろうと見てみると、北海道は天売焼尻島のパンフレット。

十数年前に現地へ旅行した際に入手したもので、雨露に濡れたのか状態は悪い。
表面はしわで波を打ってザラついて、印刷した紙面の縁が擦り切れていました。

状態がかなり悪いのですが、焼尻島は花の図鑑で、天売島は海鳥の図鑑なんだ。
どっちが、表表紙か裏表紙なのか判然としませんが、焼尻島が表表紙だろうな。

まあ、焼尻島だと思うのは、フェリーが先に到着して次に天売島へ向かうから。
なので、表側が焼尻島と判断しましたが、個人的には海鳥の天売島が魅力的だ。

だって、季節になると百万羽の海鳥が、繁殖のために営巣するという小島です。
住民は、当時でも三百人ほど、ウニ漁の漁師さん以外には観光旅館の人々とか。

それでも、観光シーズンになると一日五~六便が、羽幌港から運行されている。
なので、離島でも不便さはないのだが、何せ北海道だから僻地なのは事実です。

     
それで、夫婦共に出かけたのも、オロロン鳥をこの目で見たかったからなんだ。
当時は、繁殖地としてわたってくる生息数が、十数羽と極端に減っていました。

半世紀前には、八千羽が営巣していたと言いますから絶滅するんじゃないのか。
そう思うと居てもたってもいられずに出かけたのですが、見つけられなかった。

島をめぐるハイキングコースの途中、海鳥観察舎があって立ち寄ったのですな。
コースからそれて断崖絶壁にへばりつくように小屋があって、中は蒸し暑いの。

北海道でも八月は熱く、通風の良くない中は蒸し暑く、蜘蛛の巣が張っていた。
室内にあった大型の双眼望遠鏡で、営巣の崖を見たのですが、良く分からない。

カモメが飛んでいるのを認識しただけで、オロロン鳥はどこにいるのだろうか。
というわけで、ネットで調べ直すと、2024年の飛来数は122羽だったと発表。

最近は、オロロン鳥の餌となるニシンも資源が回復しているようで、産卵期に見られる海水の白濁現象の群来(くき)も見られるなど、海鳥にとって繁殖によりよい環境が整ってきているのを、うれしく思うのでした。

おまけ:永久保存版でPDFを作成しました、ここをクリックして下さい。



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