上さんが、狭いキッチンでいつも不平不満を言いますが、マンションだからね。
住んでから三十年も経ちましたが、入居した当初は独身だったから気にしない。
やがて結婚して、上さんが料理やら食器洗いの後片付けなどで家事も増えます。
特に、食器を洗った後に、水切りで仮置きするラックを置くのにも苦労します。
まあ、一人暮らしから樹脂製の水切りラックをシンクの脇に置いて使っていた。
この置き場所は、シンク周りが狭いせいで、上さんも不承不承で使ってきたな。
でも、樹脂のシンクというのは年月が経過すると、表面が薄汚れて汚くなった。
なので、上さんは新しいのを買うと言い出して、ネットでよく探していました。
どうもニトリに適当な品を見つけたらしく、近所の出店へ行こうと言い出した。
まあ、歩いて行ける範囲ですから外食の晩飯も兼ねて出かけることにしたわけ。
もちろん、横40センチ、奥行30センチの寸法に収まるような品物が必要です。
それで、この寸法はどうも標準的な商品らしく、アマゾンでよく見つかるんだ。
ニトリへ行ってみると、ラックはステンレス製と金属枠に樹脂塗装の二種類だ。
どちらにするか迷いましたが、水受けトレイに排水ドレインのついた後者だな。
ただ、取り付ける時、シンクから壁際までが20センチ足らずなのではみ出ます。
それに、トレイは周囲四か所に足がありますが、二か所がはみ出て使えません。
そのまま使うと、トレイが傾いて重みでラックごとずり落ちてしまいかねない。
なので、トレイが水平に維持できるように適当な足をこさえて取り付けるます。
というわけで、代替えして、おんぼろの樹脂トレイは引退するのでありました。
キッチンは物理的に狭いのですから、現状にあるスペースを活用して、食器洗いの水切りトレイを置くしかないので、このような措置になったのですが、上さんからは狭い狭いといつも文句を言われても、新しいお家へリハウスできるほどの甲斐性もないなと、思ってしまう自分なのでした。
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