ヘンルーダ(灌木なんだって) |
マンションベランダに、ナミアゲハ蝶がひらひら飛んでくるようになりました。
余り人を怖がるそぶりも見せず、周りを飛びながら植物を探しているようです。
花の蜜を吸いたいのか、卵を産み付けたいのか、良くは分かりませんが可愛い。
それで、アサガオの鉢の周りを飛び回りますが、何かを探しているような感じ。
葉に止まらずに近くまで羽ばたきながら、前脚を出して触っている雰囲気です。
まあ、これがドラミングの行動なんだと思って、思わず納得してしまいました。
メスの成虫は、闇雲に植物の葉に産卵するのではなく、ちゃんと選んでいます。
産卵の前に、葉の表面を前脚二本で交互に叩いて、食草なのか調べている分け。
つまり、前脚の感覚毛(味覚細胞)を使って、物質を感じ取れる仕組みでした。
ミカンなど柑橘類が食草になりますが、産卵を誘う物質は多くても十種類程度。
アゲハ蝶は、シネフリンなる物質に反応 |
研究で判明していますが、近所には夏みかん、シークワーサーと色々あります。
中でも、”ヘンルーダ”は江戸時代に渡来した小低木で、アゲハ蝶が好きなんだ。
でも、元々日本にはなかったのに、今はちゃんと食草になっているのが不思議。
恐らく産卵を誘う物質の成分が合っていたから、産み付けられて来たのだろう。
そうなると、このヘンルーダの鉢がベランダにあれば、産み付けてくれるのか。
そう思うと、育ててみたくなってアマゾンから三十粒ほどを購入してみました。
種子は郵送されてくるのですが、種まきは何時頃がいいのか良く分かりません。
ネットでも調べましたが、花は初夏に咲くのに、春に撒く種子として紹介だよ。
普通、花が咲いたら結実して、種も地面にこぼれて間もなく発芽するはずです。
それが、春になるまで発芽しないなんてありえないし、秋撒きも大丈夫だろう。
それで、秋撒きも可能なのか探してみたんだけれど、意外と情報が少ないんだ。
それでも、一つのサイトだけが九月頃と紹介しているので、少し安心しました。
次に、英語のサイトも探してみましたが、1つだけ撒き時の紹介がありました。
内容は時期的に三つの区分になり、春と秋以外、霜の降りる前後に分かれます。
① 秋の屋外で直接に種まき → 9月~10月
② 最後と思われる霜が降りる前に室内で種まき
③ 最後と思われる霜が降りた後に直接種まき → 3~4月
続けて、翌年に自然発芽する若芽が不要なら、花を摘み取る助言もありました。
確かに、このルーという低木は、菜の花のように多くの実をつけるので厄介だ。
欧米でハーブとして栽培されて来た品種だから、丁寧な説明なので有難いです。
ところで、このハーブは虫よけや猫よけになるので、ベランダに来る虫が標的。
ハーブのおかげですが、アゲハ蝶はミカン科だから、卵を産み付けに来るんだ。
まあ、ひらひらと舞飛んで来てくれるのであれば、それも一興でありましょう。
というわけで、種子を買った通販サイトは、ハバネロの種子も売っていたんだ。
送られてきた郵便封筒の中に種子が入っていましたが、取扱い趣旨の説明が面白くて、ハバネロ、ブートジョロキアとか、食べると死ぬと言われているキャロライナ・リーパーなどの唐辛子は、生の実や種が直接目や口に触れないように、手袋、マスク、ゴーグルで扱えなんて、まるで危険物・毒物扱いなのが面白くて笑ってしまったのでした。
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