2020年11月28日土曜日

北国なら冬は閉鎖が当たり前の道路でも、昔から往来のある生活道路なのか、こわごわ雪道通行してスキー場のはしご - ユートピアサイオトスキー場(広島県)

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午前と午後に一ヶ所ずつ滑りまくるという、スキー大好き人間なのでしょうか。
五十代になっても、遠隔地へ遠征をすると、このスタイルを貫く好き者なんだ。

好きで滑りに行くのか、リフト券を集める収集者なのか、よく分かりませんな。
でも、どちらもクリアできれば満足なので、体力勝負の欲張りコレクターです。

それで、広島県に出かける際、積雪地域の道路事情が分からず、事前に調査だ。
”広島県  県道  冬季閉鎖”のように単語をピックアップして、ググってみました。

もっとも、アサヒテングストンからこのスキー場に向かう時は、島根県からだ。
なので、島根県も併せて検索しますが、近道で便利な県道11号線は閉鎖だとさ。

若い道路番号で主要道だと期待しましたが、グーグルストリートビューも凄い。
道路をなぞると山間部は1.5車線以下で、カーブも急だったりと雪道は危険だ。

しかも、来尾峠の頂上で標高八百メーターもあれば、閉鎖されて当たり前かも。
本当は、この道路が冬季通行できれば、瑞穂ハイランドからでもハシゴできる。

でも、冬はダメ出しの道なので、代わりに県道113号線を使うことにしました。
ところが、ストリートビューを見ても、この道だって同じ車線巾で細いの何の。

少し標高の低い谷間を走り抜けるから、そう積雪はないと思っても北向き道路。
日中、気温が上昇して溶けた雪が凍ってアイスバーンになるかもしれない恐怖。

そんな気持ちの高ぶる中、意を決して通ることにしましたが、確かに怖かった。
特に、都川の集落を抜けてからは坂も急で車線は細いし、退避路もありません。

こんな場所ですから、対向車が来たらバックなんかできないよと思いつつ走る。
なんとか通り抜けましたが、途中、都川の集落で棚田の雪化粧も見られました。

ルートマップ(クリックでズーム)

雪化粧した都川の棚田

この棚田は、高さのある野面積みの石垣に囲まれた水田で、まるで城壁のよう。
鎌倉時代、京から移り住んだ人々が開墾した集落だそうで、地名がゆかしいの。

そこを流れる川の風情を、京の鴨川に見立てなぞらえて、”みやこがわ”と呼ぶ。
そんな謂れのある集落だそうですが、季節の良い時にもう一度訪ねてみたいな。

まあ、そこを過ぎてから地獄の走行になりましたが、何とか脱してサイオトへ。
地名が才乙と”さいおと”と呼ぶみたいで、ゲレンデの命名はカタカナ化で勝負。

それなりに都会風に変身した感のスキー場でしたが、午後の雪質は重たかった。
バリエーションのあるゲレンデで楽しい一言ですが、板がなかなか滑りません。

滑走中、スピードが板に乗らず、前のめりに突っかかって転びそうになるほど。
トップで標高が千メーターを越えて、ボトムでも七百メーター以上もあるのに。


平成29年2月16日滑走

やっぱ、西日本まで来ると冬の寒さはそう厳しくなくて、雪も融けやすいのか。
だって、滑ったのが二月中旬で、これが東日本なら雪質はまだ上等のはずだよ。

というわけで、雪質がベタつかない午前中に滑りたかった、ゲレンデなのです。
この日はピーカン照りだったので、午後になって雪が暖められて、ゲレンデコンデションが悪化する一方でしたが、その分、頂上から芸北国際など遠方のスキー場も見渡せるなど、滑りよりも見晴らしのよさに感銘を受けた自分がいるのでした。



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