最近、上さんが前立腺の病気を気に掛けたようで、ややしつこく言われました。
まあ、還暦を過ぎたから、癌になる確率が急激に上昇する臓器でもあるんだな。
なので、自分はあまり気にしていないのですが、単に症状が出ていないのかも。
会社では、健康診断で有料の給与天引きにはなりますが、血液検査ができるな。
だから、PSA(前立腺特異抗原)の腫瘍マーカー項目にチェックを付けました。
それで、思い出したのは、笑福亭鶴瓶師匠で彼も前立腺の病気になっています。
手術も必要になって、医者からは男性機能が七割も落ちると宣告されてしまう。
それが心配になって、そのことを奥さんに相談したら、”要らんやん”の即答だ。
妻から放たれた衝撃の一言でしたが、その顛末をテレビでよく話していました。
まあ、現在の心境を語ると、男性として果たせなくなってからの老夫婦仲とか。
そんな話を話題を思い出しつつ、健康診断の結果を見ると再検査の警告だった。
それが危険レベルより、正常値をやや上回った微妙さだから、悔しい感じです。
一方、PSAの正常値は3以下ですが、自分はちょっと高めで心配にもなります。
それで、上さんが、泌尿器科の町医者を、自宅から歩ける範囲で見つけ出した。
なんでも、近所にある総合病院を退職してから開院したようで、早速行ったの。
診断では、エコーで下腹部を探られたり、後門に指を突っ込まれるなど初体験。
まあ、それらは異常なしで、もう一度、血液検査の値から診療を考えるらしい。
もし数値が悪ければ、元の勤め先でMRI検査を直接予約するとのことでした。
そんなかんだで午後半休を取りつつ、二回目の診察では数値が下がりましたよ。
3以下になったので、再検査は半年後ということで、あっさりと解き放ちなの。
海外でも定期的な検診は推奨されているようですが、半年後なら仕方ないなあ。
というわけで、予約の入った日付をカレンダーに書き込んでホッとした気分ね。
日本では、五十歳以上の男性のPSA検診受診率がわずか10%程度と低いようですが、他方、欧米では前立腺がんは、高齢者では一般的に進行が遅くて、それで死ぬ頻度は低いとみなされていて、治療するか否かは患者の判断に基づくようなので、PSAの検査値はあくまでも目安なのかもしれないとも、思ったのでした。
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