2023年4月15日土曜日

言葉のタイマンかましてんじゃねえよ、と言いたくなるほどの省略語でバカの増殖を確信した ー TimePerformance(社会世相)

    
新語大賞なるインチキイベントがありますが、自分は無視して暮らす日々です。
それでも、今年の受賞用語のいかがわしさに呆れて、日本人の感性を疑ったな。

それは、”タイパ”という造語で、どうも”タイムパフォーマンス”の省略らしい。
自分もネット界隈の記事で初めて耳にして、当世若者の用語と知った次第です。

英語で書けば、”time performance”ですが、英語が母国語の人は使いません。
つまり、英語を知らないポン介が格好いいから、使い始めたに過ぎない言葉だ。

こういった人間に英語で綴ってみろと言えば、”taimu pahoomannsu”だろう。
要するに英語なんか、書けない、喋れない、痴れ者が巷で使うと言う珍現象ね。

この言葉は、生まれながらにしてデジタルネイティブのZ世代が、使い出した。
でも、還暦過ぎの自分にとっては、四十年前からPCを使い出していたからな。

インターネットだって、三十年前から使い始めていたので何を今更世代である。
むしう、無教養丸出しの短縮語を使って、粋がるという点で悲哀を感じ過ぎだ。

おそらく、”コスパ(cost performance)”の連想からもじったのだろうと思う。
だけど、”費用対効果”を意味する専門用語だから、庶民の生活には使いません。

せいぜい、費用節約術ぐらいなもので、だったらタイパは、時間節約術だろう。
どうして英語でカッコウを付けたがるのか、こうもおバカさんが増殖したのか。

自分だったら恥じて絶対に使わないのですが、馬鹿に付ける薬はないのだろう。
ただ、現代の若者は、失敗したくない、損したくない気持ちの強迫性障害かな。

映画にしても、じっくり鑑賞するより、速読みたいに倍速で視聴してしまうな。
つまらないほどに、時間に追いやられて、死に急いでいる気がしなくもないわ。

まあ、コロナ流行で、いつ罹患して死んでもおかしくはない時代の世相なのか。
というわけで、還暦過ぎのジジイにとっては、”スローライフ”こぞ長寿の秘訣。

自分が入社したての頃は、”新人類”とか呼ばれていましたが、確かにパソコンが普及し始めて使えるのが当たり前で感じていたのを、当時の旧人類は脅威に感じていたのかもしれず、だとすればZ世代の”タイパ”は、デジタル機器に胡坐をかいた、単なる無知蒙昧としか思えなくなって来るのでした。



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