2020年6月17日水曜日

余りに葉っぱの変異があるし、花の咲かない個体も地域によってはあったりして、なかなか見分けの難しい正体不明の植物 - ウマノスズクサ(馬の鈴草)

     
この植物、名前が分からず、”ミッキーマウスの葉”と勝手に命名していました。
でも、歩いて通勤の途上やスーパーの買物で歩く途中で、時々、見かけました。

面白い形の葉っぱだから何だろうとググって探しますが、意外に見つからない。
実際、 ”ミッキーマウスの木”と呼ばれるオクナ・セルラータとも、違うんだな。

三四年前から探していたんだけど、最近、検索し直しでヒットするのが面白い。
それはオオバウマノスズクサと紹介されており、葉は変異したタイプみたいね。

写真が色々と紹介されていますが、本来の形状はサツマイモの葉に近いのです。
この他、マルバルコウソウなども葉の形が似ていますが、花が奇妙奇天烈なの。

食虫植物のウツボカズラにそっくりなんだけれど、虫を栄養にはしていないよ。
生臭い匂いを出して虫をおびき寄せるのは、趣向が一緒ですが、受粉のためだ。

ウマノスズクサ(左)・ウツボカズラ(右)

花の形は実にユニークなんだけれど、それを虫が面白がって集まることもない。
匂いでおびき寄せておいて、ラッパのような筒の中へ入っていくと、中は逆毛。

これが邪魔になって、行きはよいよい帰りは恐いで出るに出られなくなるとか。
進まざるを得なくて終点で球状の空間にたどり着けば、めしべとおしべがある。

ここで、虫が動き回るうちに、おしべの花粉がめしべに付いて受粉なんだって。
この花は確かに地味目ですが、一度見たら絶対に忘れられない形状をしている。

なので、日当たりのよいところ、草刈りがされた里山や河川敷を探してみてね。
夏の暑い時期に、人知れず咲いているのを発見したら、やったーと思いますな。

それで、どうしてこの植物にご執心なのかというと、グリーンカーテンの候補。
最もアサガオはプランターで育てており、すだれ代わりの日除けにしています。

ヤマノイモ(左)・オニドコロ(右)

この他、ヤマノイモとオニドコロの、つる性の多年草も種から育ててみました。
ただ、ヨーグルト400グラム容器で作った鉢では、窮屈なのかよく育たたない。

それに、ヘクソカズラも種から育ててみたけど、最初の年は花が咲かなかった。
多年草で期待したけど、翌年になっても芽を出さなくて失敗してしまいました。

一方、鉢の土からコバエが出てきて、窓を開けると家の中にも入ってきますな。
これを上さんが嫌がっているから、コバエ取りをしなきゃなんないと思ってね。

殺虫剤でもいいんだけど、この植物の花が咲けば、虫取り効果にもなるかもな。
というわけで、この花を探し出せたら種取りをしようと考える今日この頃です。

ただ、果実ができて中から種子がはじけ飛ぶようになるには、かなりまれなことのようで種取りは無理かもしれず、ならば、地下茎を掘り起こして根茎を10センチ程度に切り分けて根挿しをすると簡単に発芽すると紹介されていますから、今から探して掘り起こしてみようかと思う自分がいるのでした。
     
※追記
葉の形状が似ている植物に、アオツヅラフジ( 別名:カミエビ)もあるとか。
どんな花が咲くのか、時間をかけてもう少し観察してみようと思います。



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