十月に入って、ツリガネニンジンの花弁が濃い色合いを出すように感じました。
というより、九月に咲き始めた頃は、日差しの強さで色味を薄く感じたのかな。
というより、九月に咲き始めた頃は、日差しの強さで色味を薄く感じたのかな。
台風十四号のおかげで三日三晩も雨が降り続いた後、雨上がりの曇り空で撮影。
少し肌寒く、秋の落ち着いた雰囲気だから、やっと薄めの藤色が映えるようだ。
そんな花を眺めつつ、小さなプランターに生き残っていた一株が、いとおしい。
もっと元気に育って欲しいと大きな鉢に移植する予定ですが、種まきもしたい。
もっと元気に育って欲しいと大きな鉢に移植する予定ですが、種まきもしたい。
なのに、この一株は花が咲き終わっても、果房の中に種が結実しないようです。
枯れた果房を摘み取って裂いてみましたが、ほとんど種が取れなくて失望した。
枯れた果房を摘み取って裂いてみましたが、ほとんど種が取れなくて失望した。
これでは、株を増やすために種まきができそうもないので、種取りが必要です。
なので、近所で咲いている群生地へ出かけて種子を取ってくることにしました。
なので、近所で咲いている群生地へ出かけて種子を取ってくることにしました。
ツリガネニンジン果房・種子 |
実をいうと、今住んでいる神奈川県は、この植物の絶滅の恐れがあるんだとか。
お隣の東京都ではもはや絶滅危惧種で、身近に大切な植物のあるのが幸運です。
それで、自分の咲かせた花の果房と比べて、群生していた株のはでっかいんだ。
中を裂いて振ってみれば、パラパラと種が敷いていた紙の上に落ちていきます。
多分、すべての果房を処理すれば、百粒以上の種子は取れそうな気もしました。
種子は、長さで2ミリ、幅は1ミリにも満たず、ルーペで選ぶので細かい作業。
あまりにか細い種子で発芽率も低そうな感じがしますが、百粒で一株ぐらいか。
以前、ホタルブクロで種まきをした経験では、条件が良くて五十粒に一株です。
逆に心配になって撒き過ぎた結果、密植になってしまった苦い思い出もあるな。
ホタルブクロは芥子粒のような種で、畝を作って撒いても分からなくなります。
一方、こちらはまだ形がはっきりして、鉢の上でも撒きやすそうな気がします。
なので、小型の三号鉢に撒いてから、発芽した新芽を選んで鉢に植え替えよう。
他にはツルボの種子も採りましたが、これは少し大きめで黒くはっきりした形。
一株で穂状の花を一房作りますが、種子は多くても二十個は作らないでしょう。
ツリガネニンジンだと、条件のいい株なら、一株で百個以上も作るんだけどな。
ツルボは球根植物だから、種が発芽しなくても、株はそのまま毎年開花します。
なので、多くの種子を作らなくても、この宿根草と同じように生き続けるはず。
というわけで、ツリガネニンジンから若芽を見つけて、来年も咲くと一安心だ。
それで、余っている鉢が五号鉢ぐらい程度の大きさしかないので、植え替えをしながら種まきをするなら、八号ぐらいが適当なのかとも考え始めたのですが、上さんが鉢を増やそうとすると文句を言いだすので、ここはどうしたらよいものかと考えあぐねる自分がいるのでした。
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