2021年2月22日月曜日

ここまで遠征したら、そりゃ蔵王というのが当たり前だろうが、こういう地元密着のリフト一本も見逃す分けにはいかないぜ ー 手ノ子スキー場・小野川温泉スキー場(山形県飯豊町・米沢市)

     
日本百名山の秀峰、”飯豊山”が、この町にあるのかと思っていたら違いました。
実は、山頂は隣町の小国町に位置だったのですが、飯豊町も登山口はあります。

それが大日杉で、いかに古来より山岳信仰で崇められていたかを示す名山です。
それで、自分が登頂した時は、首都圏から近い福島県側の登山口を選びました。

磐越西線の山都駅からタクシーで川入野営場まで乗りつけて、切合小屋で幕営。
翌日の早朝に登頂して下山するという一泊二日の行程でしたが、貧乏登山だな。

前夜、会津若松駅前に寝袋の野宿で、翌朝の始発列車に乗込んだのが懐かしい。
それで、この手ノ子スキー場は、米沢盆地の飯豊町市街にあるゲレンデなんだ。

同名のJR駅や小学校もあるというロケーションで、地元のスポーツ施設みたい。
近隣住民は知っているだろうが、わざわざ都会から滑りに来る人もいないはず。

非常に地味で、近くを通る国道113号線で車を走らせても通り過ぎるでしょう。
なのに、当時雪道でゆっくり走らせたら、スキー場の短冊標識を発見しました。

     
手ノ子駅に入る四つ辻に立っていたと覚えていて、かなり小さかったはずです。
それで、現在をグーグルストリートビューで見ましたが、変わり果てていたな。

以前は、国道に歩道がないくらいに、密集して古い木造家屋が立ち並んでいた。
それが、家はかなり取り壊されて、歩道を確保してまばらに家が建っています。

なんだか、すっきりしてしまったなと思いつつ、今現在は標識が見当たらない。
まあ、そんなものなくても、カーナビで教えてもらえたりしますから便利です。

なので、後はこのゲレンデに遠方から滑りに行くべきかというとちょっと疑問。
でも、天元台とか、近辺のボーダーメッカ、横根のゲレンデに寄り道できます。

つまり、サブゲレンデとして立ち寄ってみても、なかなか面白いと思いますね。
それは、今はかなり少なくなったJバーという索道が設置されているからだよ。

一般的にはテレスキー、シュレップリフト等と称されるのも、搬器の形状次第。
Tバーリフト、Jバーリフトのように呼ばれて、ロープに巻取り機構があるの。

だから、人が乗らないとロープが巻き取られて、人が乗るとビョーンと伸びる。
斜面に凹凸があると、バネの強さでロープが伸び縮みして、これが面白いんだ。

それで、三角コーンの搬器を股に挟むタイプ、腰に当てるバーの形態もあるな。
この手ノ子では、三角コーンでしたが、リフト券に一回券の販売がありません。

       
要するに、回数券と一日券のみの販売で、地元の人はリピートするからだろう。
そんな地元密着のゲレンデですが、他方、温泉場につきもののゲレンデもある。

ここ置賜地方の米沢市にある小野川温泉スキー場ですが、こちらはペアリフト。
一本だけとこじんまりしたゲレンデなんだけど、NPO法人が何とか経営中だ。

米沢市が運営から手を引いてしまったのも、近隣に大きなゲレンデがあるから。
米沢スキー場、天元台とかあるとなると、小さなゲレンデは不利なのも事実ね。

これに比べて手の子は、小学校のそばにあって、学校帰りに滑られるからなあ。
というわけで、ちびっ子達の冬季スポーツを支援するゲレンデは生き永らえる。

そんなことを感じたのも、雪国の地方自治体にあるゲレンデには、地元の小中生向けに設けられた小規模なスロープが多くて管理しやすく、お金の採算という発想よりも、児童教育の一環に加えて地域住民のレクリエーションを重きを置いた施設の運営ですから、閉鎖など考えずに地元に貢献してもらいたいと思うのでした。



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