このラクダは、インド出張中、ムンバイ郊外の工場へ向かう際、見かけました。
工業団地は間近ですが、舗装道路の脇にある歩道をてくてく歩いているのです。
二人の若いラクダ使いが先導していますが、何かのお祭りに駆り出されるのか。
なぜかというと、背中に乗せられた鞍には、色鮮やかなしつらえがされていた。
きっと、間もなく始まるディワリー(ヒンズー正月)に駆り出されるのだろう。
そんなことを思ったのも、このスキー場のキャラクターが、ラクダだったから。
理由はくだらなくて、首都圏からのアクセスが抜群な“近くてラクダ!”だとさ。
そんなコンセプトでオープンしたスキー場ですが、パンフレットも登場します。
手元にあるのは平成15年のシーズンですが、まつ毛の長いラクダさんが登場。
ただ、最近まで忘れ去られていたみたいで、このラクダさんは復活したみたい。
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今シーズンのパンフに再掲載されていたと、あるブログで紹介されていました。
どちらかといえば、この動物は砂漠や極度に乾燥した地域に生息するのが普通。
だから、酷暑には慣れっこでしょうが、もう少し調べてみたら寒さにも強そう。
ネットでググったら、雪の積もる地域でも活発に動き回る姿が拝められました。
そうだとすると、このノルンのゲレンデにも登場したって、かまわないだろう。
かつて、野毛山動物園で飼われていた”ツガルさん”だって、初めは雪国暮らし。
青森の閉鎖された動物園跡地に取り残されて、半ば野生化して生活していたの。
これが、テレビの紹介がきっかけとなって、篤志家の手で野毛山に寄贈された。
その後の人生はラクチンで、人間なら百歳超えの推定38歳の長寿を全うする。
自分も存命中にツガルさんに会ってきましたが、足腰が立たずに座ったままだ。
そんな身体で十年以上が経過していましたが、悠々自適の堂々とした姿でした。
放牧でも雪にへっちゃら |
そんなラクダの個人的な思い出に対して、このゲレンデはちょっと印象が薄い。
全般的に中級者までが楽しめるコースらしく、ボーダーがわんさか湧いている。
ボーダーって左右を滑っている人に注意できないようで、結構危ない気がした。
高速を降りてすぐのスキー場だから手軽さも手伝って、初心屋が多いせいかな。
それにスノーマシンでガンガン降らせていて、雪質が硬くてエッジが立たない。
実をいうと、このゲレンデ周辺は、雪が比較的降る場所だとは思っていました。
関越道を走らせつつ、利根川をそれて関越トンネルに入る手前で雪景色に一変。
この辺りにスキー場を作れそうだなとか思っていたから、オープンして当然か。
というわけで、ラクダつながりのゲレンデについて思い出の顛末を綴ってみた。
それで、このツガルさんは写真で見る限り、フタコブだったので中央アジアの標高の高い高原に生息しているから寒さはへっちゃらだったのだろうが、このノルンのラクダさんも、おそらくフタコブなんだろうなと思った自分がいるのでした。
平成15年3月8日滑走 |
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