2022年8月14日日曜日

何年も種子を蒔いて育てていると、面白いことに出くわしたから、いい経験になった ー 朝顔の花の色(ガーデニング)

    
今年も、夏の風物、朝顔が咲いてくれてうれしいのですが、驚きがありました。
それは、想定していた花柄と花の色が変化して、開花した株のあったことです。

花の種類は、赤、青、ピンクに加えて、花柄も縁が白いのと曜白を植えました。
これに葉の形状で、並葉と呼ばれる三列の葉に加えて、立田葉まで加えたんだ。

この立田葉は、花が赤くて周囲の縁が白いタイプですが、葉も花の色も違った。
一つは、縁は白くても薄めの青い花が咲いてしまい、しかも葉が普通の並葉だ。

写真で見ると右側の花ですが、その後、あまり開花してくれないので残念です。
種子は何とか取れそうで、来年に種まきをして青い花の発現に期待しましょう。

一方で、赤い縁白の花は健在で右側の花がそうですが、葉の形状が並葉だった。
なので、元々、並葉だったのかもしれませんが、他の株は立田葉なんだよなあ。

加えて、やや茶色に近いピンクの曜白の葉が、立田葉になっていたので驚いた。
百均で買った種子ですが、最初の年の開花では、並葉だったような気がします。

左が並葉、右が立田葉
左ピンク、右曜白(青)も開花中
   
それが、立田葉になって成長したので、よく分からなくなってきましたしたな。
しかも、赤い曜白と思って植えたら、青い花が咲いたのは、種子の取り違えか。

みんな青い花が咲いてしまって、来年は余った赤い曜白の種子を植えてみよう。
いずれにしても、一年に一回しか確認できないので、来年が待ち遠してくなる。

それで、どうしてこんな現象が起こるのか、その説明をネットで見つけました。
日本植物整理学会のホームページですが、植物Q&Aのコーナーで回答があった。

なぜ、朝顔の種子が一緒なのに同じ色が咲かないのか、なぜ白が咲くのかだと。
この場合、元々、赤い花の種子から三年目に白い花と縁が白い赤の花が咲いた。

この中に、縁の白い青い花も咲いたと説明していて、自分と同じ現象が起きた。
だとすれば、よくありがちな話だとということで、遺伝なのだろうと思います。

先ず、交配された種子では、最初に、花の色の遺伝子が優勢な色が開花します。
劣勢な色は発現しませんが、開花を繰り返す内に、劣勢な花の色も咲くようだ。

それが白い花なのですが、“動く遺伝子”などと呼ばれるトランスポゾンの仕業。
この遺伝子は、DNAの中を自在に動き回って悪さをするようで、その結果です。

このトランスポゾンを発見したのは、アメリカのバーバラ・マクリントックだ。
ノーベル生理学・医学賞を受賞した女性科学者で、このブログでも取り上げた

博士号はあるのに大学教授にもならずに、生涯一研究員だったという境遇の人。
でも、この人がいたから、経年で朝顔の花の色が変わるのも理解できた分けだ。

というわけで、来年も改めて朝顔を栽培するのが楽しみになってきたのですな。
実は、朝顔は自家受粉をして、他の株とほとんど交配しないので、累代で同じ花の色しか咲かないのかと思っていましたが、このトランスポゾンの働きで花の色が変わっていくというのが理解できたので、来年は色がどのように変化するのか楽しみだと思うのでした。



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