はるか昔、二十代の頃、霧ヶ峰や蓼科高原にあるスキー場へよく出かけました。
理由は、横浜に住んでいて、中央高速で走るのが、手っ取り早かったからです。
宿泊は、ゲレンが点在する中心に白樺湖ユースホステルがあり、泊まりました。
お値段も安いし、何時も空いていたし、頼むとお昼のおにぎりを作ってくれた。
だから、コスパ最高で周辺ゲレンデを滑り回っていたのが懐かしい思い出です。
そんな思い出でも、エコーバレースキー場も、このユースも休止中のままだな。
ユースなんか取り壊されてしまって、その近所に”パイプのけむり”が営業中だ。
以前泊まった時に、ユースの事を聞きましたが、従業員も若く全く知りません。
少し寂しい気がしましたが、時は過ぎゆくもので、このユースの宿泊の思い出。
ある時、五十絡みの中年男性が宿泊していて、風呂場で一緒でしたが奇妙です。
だって、若いスキー客がほとんどなのに、不思議でちょっと話しかけてみたの。
すると、この男性、カメラマンで著作権フリーの宣材写真を撮影していました。
今回は、スキー場ではなくて、佐久鯉の養魚場を撮影するのが目的のようです。
何でも、佐久では養魚池で育てた鯉を、冬場は稲刈の終わった水田に放流する。
もちろん水は張りますが、泥抜きをした後で、漁をして出荷すると聞きました。
面白い仕事で旅をするものだと思いましたが、ユースは費用を浮かせる目的ね。
風呂上がりに食堂で、撮影写真を色々見せてもらって談笑した思い出があるな。
それで、鯉料理は、山形のスーパーで甘辛煮を買って食べた思い出があります。
”鯉のうま煮”なる郷土料理で、泥臭くなくておいしかった思い出がありました。
それで、佐久鯉はまだ食したことが無くて、今回、やっと食べられてラッキー。
場所は、長野小諸にある蕎麦料理の店、”やまへい”で、高峰高原の帰り道です。
”佐久鯉定食”というのが有名で、ネットでも紹介されていますが、蕎麦も美味。
佐久鯉定食
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訪れた当時、ソバ打ちが行われていてパシャリと撮影で来たのがハッピーです。
この佐久鯉定食は、ご飯ものなので、代わりに上さんが蕎麦を注文してシェア。
何せ定食の量が多かったので、二人でシェアするのとちょうど良い食事量です。
鯉の甘辛煮、鯉こくなど定番の料理で、やや骨が多いのですが、泥臭くもない。
二人で堪能できて楽しめましたが、アサマ2000スキー場の帰り道にお勧めです。
というわけですが、小諸には、この2000スキー場の案内立看板がまるでないな。
実は、このゲレンデは県境の車坂峠よりすぐ北側で、群馬県嬬恋村に所在しており、冬季にはアクセスが小諸からしかなくても、固定資産税を徴収できるわけでもないし、ゆえに自治体は観光サービスを気にも留めていないのが、よくわかってしまったロケーションなのでした。
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