バルコニーでヘンルーダを栽培して来ましたが、分からないことがありました。
それは、花が咲いて種子ができるのに、どれほど日数が掛かるのかということ。
花は咲いていたのですが、栄養が行き届かなかったのか果房が小さすぎました。
しかも、果房が枯れて麦草色に変わって、果房を開いても種子ができていない。
一か月ほど待ってから、そうしたのですが、種子がほとんど取れませんでした。
自分の栽培方法が悪かったのかどうなのか、判断は付かなかったのが事実です。
ネットの説明では、果房は種子ができて熟すと避けてこぼれる蒴果のようです。
確かに、こぼれ種なのか、発芽で鉢から成長した若芽もあったと覚えています。
初めの二三年までは花が咲きましたが、その後は咲くこともありませんでした。
そして、バルコニーの修繕工事もあるので、残念ですが伐採してしまいました。
だから、種子を採取できていなかったので通販で買い求めて増やしてみました。
この小低木は、種を秋に撒いて、翌年には丈も伸びて花が咲くようになります。
今、思い返していますが、種子さえ採取できれば、簡単に株を増やせるのです。
アゲハ蝶が飛来して、卵をよく産みつけるようになったので種子は確保したい。
食草で丸裸になるまで食べられてしまうので、いざという時の栽培が必要かも。
そんなことから、開花から種子ができるまでの期間がどれほどか、気になった。
これが分かっていて管理すれば、種子を容易に採取できるのではと考えました。
実際、近所の散歩をすると、この植物を栽培している家があり、観察対象です。
十数本の株が群生していて、真夏になってこぼれんばかりに咲き出しています。
それから果房もでき、それが枯れて麦草色になったのは、自分の経験と同じだ。
失敬して、果房を咲いてみたら、種子はまだできておらず、少々早いようです。
なので、それからはほったらかしにして、九月末になってから改めて観察する。
すると、果房が避けて黒い種子が見え隠れしているのもあり、採取できそうだ。
つまり、開花して種子が完全にできるまで、必ずニ三か月は必要なのでしょう。
何とか、この株から種子を採取できましたが、時間のかかる植物もあるんだな。
一方、百年に一度開花する植物が存在するほどですから、これぐらいは当り前。
というわけで、植物の成長における特長は、千差万別なのが良く分かりました。
確かに、今年はヒオウギも開花して結実するまで、二か月ぐらいかかりましたし、キキョウも同様ですし、アサガオのように短期間で種子が取れるのとは分けが違うという次第なのでした。


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