平成元年12月10日滑走 |
うたい文句は、首都圏から80分しかかからない。
インターを出たら10分で、そこはもうゲレンデだと言うのでした。
確かに、立地が山梨県ですから中央高速とは直結しています。
しかも、冬用タイヤの装備を気にせず出かけられます。
比較的雪の少ない内陸ですからノーマルタイヤでも何とかなります。
何かのときに、チェーンでも携行すれば鬼に金棒でしょうね。
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つまり、自然の雪が少ない土地柄なので、人工で補うと言うことです。
このスキー場も、しっかり人工雪でバーンがこしらえてありました。
こういった雪は、バーンがしまっていて硬いです。
天然の雪とは違って、つぶが単なるミクロンの氷粒です。
これを圧雪車でゲレンデ整備を行えば、表面はまだ何とか柔らかい。
でも、その層が薄く削れていくと、残るのはアイスバーンでした。
天然の雪ですと、多角形の複雑な結晶が作られます。
こういった雪を踏みしめると、結晶には隙間も残されます。
ミクロの単位の話ですが、雪はまだ弾力を残しています。
だから、滑走されてバーンが削られても、下の層には弾力を残します。
もっとも、寒暖のある頃だと、雪も融けて凍るのを繰り返すようになります。
こうなれば、どんなスキー場でもアイスバーンはできてしまいますね。
つまり、出かけるのに便利な分だけ、ゲレンデには制約もある分けです。
まあ、それを補ってもすべる楽しみが手近なのはありがたい。
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だから、このスキー場は後発なのに生き残りました。
後年、”カムイみさかスキー場”と改名もされましたが、健在です。
これに一役買ったのが、スノーボーダーなのかもしれません。
見ていると、スノーボードの滑走は雪質にこだわらない様な気もします。
しかも、スキーより装備がコンパクトで気軽に出かけられそうです。
手軽で機動性も高いメリットと、スキー場がマッチしたような印象ですよ。
でも、オープン当初のパンフレットはスキー一色でした。
スノーボードだって流行していたはずでしょう。
けれど、手堅くパンフにスキー場のイメージをまとめた言うことでしょうか。
まあ、それほど敏感ではなかったのかもしれません。
ということで、現在ではリフトも増設されて、それなりにすべる楽しみも増えました。
オープン初年は、なんとか間に合わせた感じですが、今は違います。
スキー場のホームページもしゃれたつくりになっています。
でも、リフト運行もコース状況もすべてが×印となっていました。
先週末、山梨県にメーター単位で降り積もった雪が災いしたはずです。
中央高速道も国道も、投稿している現在、依然として通行止めになっています。
人工雪のスキー場が、天然雪に振り回されてしまいました。
なんとも、なんとも、皮肉に思ってしまいました。
おまけ:
御坂スキー場パンフ(中2)
御坂スキー場パンフ(表4)
御坂スキー場駐車券
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