2014年2月17日月曜日

首都圏から日帰り楽チン - 御坂スキー場(カムイみさかスキー場) (山梨県)

平成元年12月10日滑走

うたい文句は、首都圏から80分しかかからない。
インターを出たら10分で、そこはもうゲレンデだと言うのでした。

確かに、立地が山梨県ですから中央高速とは直結しています。
しかも、冬用タイヤの装備を気にせず出かけられます。

比較的雪の少ない内陸ですからノーマルタイヤでも何とかなります。
何かのときに、チェーンでも携行すれば鬼に金棒でしょうね。

グーグルドライブはここから

つまり、自然の雪が少ない土地柄なので、人工で補うと言うことです。
このスキー場も、しっかり人工雪でバーンがこしらえてありました。

こういった雪は、バーンがしまっていて硬いです。
天然の雪とは違って、つぶが単なるミクロンの氷粒です。

これを圧雪車でゲレンデ整備を行えば、表面はまだ何とか柔らかい。
でも、その層が薄く削れていくと、残るのはアイスバーンでした。

天然の雪ですと、多角形の複雑な結晶が作られます。
こういった雪を踏みしめると、結晶には隙間も残されます。

ミクロの単位の話ですが、雪はまだ弾力を残しています。
だから、滑走されてバーンが削られても、下の層には弾力を残します。

もっとも、寒暖のある頃だと、雪も融けて凍るのを繰り返すようになります。
こうなれば、どんなスキー場でもアイスバーンはできてしまいますね。

つまり、出かけるのに便利な分だけ、ゲレンデには制約もある分けです。
まあ、それを補ってもすべる楽しみが手近なのはありがたい。

グーグルドライブはここから

だから、このスキー場は後発なのに生き残りました。
後年、”カムイみさかスキー場”と改名もされましたが、健在です。

これに一役買ったのが、スノーボーダーなのかもしれません。
見ていると、スノーボードの滑走は雪質にこだわらない様な気もします。

しかも、スキーより装備がコンパクトで気軽に出かけられそうです。
手軽で機動性も高いメリットと、スキー場がマッチしたような印象ですよ。

でも、オープン当初のパンフレットはスキー一色でした。
スノーボードだって流行していたはずでしょう。

けれど、手堅くパンフにスキー場のイメージをまとめた言うことでしょうか。
まあ、それほど敏感ではなかったのかもしれません。

ということで、現在ではリフトも増設されて、それなりにすべる楽しみも増えました。
オープン初年は、なんとか間に合わせた感じですが、今は違います。

スキー場のホームページもしゃれたつくりになっています。
でも、リフト運行もコース状況もすべてが×印となっていました。

先週末、山梨県にメーター単位で降り積もった雪が災いしたはずです。
中央高速道も国道も、投稿している現在、依然として通行止めになっています。

人工雪のスキー場が、天然雪に振り回されてしまいました。
なんとも、なんとも、皮肉に思ってしまいました。


おまけ:
御坂スキー場パンフ(中2)
御坂スキー場パンフ(表4)
御坂スキー場駐車券


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