平成2年に初めて滑ってから、35年ぶりに訪ね直したゲレンデとなりました。
当初は、”ハンターマウンテン・スキーボウル塩原スキー場”とやけに長い名称。
これも、米国ニューヨーク州にある本家から名称をパクったからと思われます。
その後、ハンターマウンテンだけで通用するようになり、通好みは”半タマ”だ。
このため、現在では”ハンターマウンテン塩原”とカッコつけずにスッキリした。
このスキー場は、ベースが標高千百メーターと高くても、天然雪は少なめです。
やや、内陸地にあるので高所版軽井沢スキー場だと思って、差し支えないのよ。
なので、スノーマシンを大量に設置して、初冬から人工雪をガンガン降らせる。
こうして、例年のオープン日には、確実にゲレンデを滑走できるのが有難いな。
ただ、人工雪だけで造成されたゲレンデは、天然雪との違いが歴然に出てくる。
まあ、前夜に降らせた人工雪がかき消されて、下地のバーンが出ればガチガチ。
硬いバーンが露出してなかなかエッジが立たないというのが、残念なのですわ。
この点、天然雪とのミックスがかなり見込めるスキー場は、バーンが柔らかい。
この違いは大きくて、このゲレンデにメリットがあるのは、正に安近短だから。
首都圏から、二時間で行けるゲレンデとしては、どうも上越周辺に偏りがちだ。
その中でも栃木県にあるゲレンデとしては、マウントジーンズなき後も健在ね。
![]() |
PDF閲覧はここをクリック |
どちらも、東急不動産系のゲレンデですが、営業が早かった分、知名度がある。
なので、今後も営業を続けてもらいたいのですが、ゲレンデ自体に変化はない。
一方、那須塩原インターから、道路改良が実施されてバイパス道が増えました。
このため、国道400号線の運転が楽になった気もしますが、出かけやすいわ。
というわけで、ゴンドラに乗るには、階段で上がって二階の駅から乗車したな。
こんなレイアウトだったのかと思いつつも、最初の滑走は三十五年前のお話だ。
なので、こんなこともすっかり忘れていて、往時はゲレンデも滅茶苦茶混雑していて、リフトもゴンドラも並んで待って乗って降りたら、ただ滑ってくるという、どうも余裕のないスキー行を思い出しつつ、今こそシニアならではの余裕の滑りを楽しんだということなのでした。