奥会津地方のスキーは、二回に分けて遠征したのですが、もち観光もあります。
そうしないと、一緒についてきてくれる上さんが、ブーブー不満を言うのだな。
それで、上さんのスキー体験は、一度留学中にあったらしく写真は見ています。
ただ、それきりで一緒にしようと誘いましたが、運動神経がないのか拒否反応。
一度、佐久スキーガーデン「パラダ」のゲレンデで試したものの、平地滑走だ。
リフト乗り場の前を歩き回って終了という、なんとも残念な結果になりました。
なので、それ以降は諦めて、スキーに行きたいというと一緒について来るのみ。
だから、毎日スキー場巡りだけをしていると、仁王様のような憤怒の形相だわ。
このため、途中で観光地を見つけておいて、訪ねるオプションが欠かせないな。
今回は、会津若松まで遠出をしましたので、会津若松城の見学は見逃せません。
それに、会津戦争で戦った白虎隊の資料館、さざえ堂など観光地が豊富なんだ。
こうした中、自分の思い出で、”ころり三観音”の中田観音 弘安寺も訪ねました。
もう、三十年以上も前、国宝の平安時代の仏像を祀る勝常寺を訪ねた頃だろう。
徳一上人が建立した慧日寺跡の資料館も見学しつつ、この寺も訪れた思い出だ。
まあ、お参りすると、無病息災で寝たきりにならず、ぽっくり往生できるとか。
そんな信仰のある寺院ですが、かの野口英世博士のお母さんも信仰したらしい。
会津三十三観音の三十番札所でもありますが、どうしても再訪してみたかった。
なので、猪苗代ミネロのゲレンデを早々に切り上げて、雪の中、目指してみた。
この日だけど吹雪がひどくなり、この後、国道49号線が通行止めになる始末。
それでも、雪道走行は慣れたもので、スリップ事故は気を付けて運転しました。
到着すると、雪深い中にお寺がありましたが、私ら夫婦だけで観光客など皆無。
山門からお堂へ参詣する路など、雪が深くて踏み後すらなくて雪靴で助かった。
途中、お寺の飼い猫さんなのか、自分達を追いかけてニャーニャー鳴いて来る。
とても毛づやの良い家猫でしたので、かまってほしかったのかと思いましたな。
というわけで、この会津地方では、お寺で冬の拝観はしないというのが普通だ。
他の寺でもそうだろうと覆いますが、東北でも珍しい鎌倉時代の金剛仏として国の重要文化財にまで指定されているのに、拝観も事前連絡で許可をもらえとか、観光地慣れしていない純朴な信仰のお寺なのだなあと、雪深い中で感慨にふけったのでした。
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