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平成2年1月1日滑走 |
確かに、このスキー場の観光ポスターを駅の構内で見かけました。
ゴシックの太い文字で”北大雪”と下部にプリントされていました。
スキーウェアを着込んだ、二人の女性がレイアウトされています。
背景は奥深いエゾ松の樹林帯でして、雪を載せた枝ぶりです。
ただ、ゲレンデを紹介した図画が全くないので違和感を覚えました。
大雪山の自然を感じるポスターとしては、ふさわしいかもしれない。
しかし、ゲレンデを紹介しないスキー場のデザインは奇妙に思えます。
スキー場ですが、リフトが4本しかないのに規模は桁外れに大きいです。
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滑走距離が4キロのロングランなら、雪質も申し分ないパウダースノー。
縦につながった3本のリフトでトップまで上がれば、一気にダウンヒルです。
ただ、次のリフトへ乗り換えるたびに、すこしばかり登行を強いられました。
体力を使えとばかりに、体育会系のノリで配置されたリフトが面白い。
宿泊設備もスキー場に付属した設備しかなく、見渡す限り山の中でした。
内地から北海道のステキなスキー場を目指したしたら、場違いでしょう。
正月元旦だったせいもありますが、お客さんの少なさに不安を覚えました。
今日は割に合わないからリフト運転は中止なんて言われたらどうしよう。
そんなことを本気に思うぐらい、人里離れたゲレンデで閑散としていました。
なので、本当に経営が成り立つんだろうかと親身に考えてしまったほどです。
加えてアクセスもかなりしんどくて、旭川から雪道の国道をひたすら走りました。
それでも、大雪山国立公園の玄関口、上川までは平坦な道でホッとします。
その先が、峠道になっていてR30のような標識版が次々と現れ始めました。
この標識は、カーブの曲率半径を示していて雪見運転の目安にしています。
夏場はかなりのスピードで回れますが、雪道はスピードダウンが当たり前。
六掛けくらいまで速度を落としたら、注意深く運転してカーブを回りました。
これは当時の話ですが、現在は旭川~紋別自動車道が延伸されています。
無料区間ですが、将来の高速道路ですので運転も非常に楽なのがうれしい。
このほか、クロスカントリーも5、10、15キロの3コースが併設されていました。
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無料で開放されているのですが、当時は未だクロカンを始めていません。
なので、スキー場パンフレットと一緒にもらってコレクションだけしてありました。
公認競技会も数多く開かれておりますので、クロカンの聖地と言ってよいでしょう。
と言うわけで、あまりに辺鄙なゲレンデゆえ、集客も悪く休止状態が続きました。
オープン当初は鳴り物入りでPRに努めていたのですが、ちょっと残念なことです。
それでも、大自然を楽しむツアーゲレンデとして徐々に再開されているようです。
ゲレンデも雪質も申し分なく良好ですので、今後のスキー場の再興と運営にはぜひ期待してみたいと思うのでした。
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ホテル花神楽 日帰り温泉で立ち寄りました |
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