後生大事に物持ちが良すぎるのは分かりますが、このラジカセは古色蒼然だな。
買ったのは三十年以上も前のことで、ブランドのテクノスは、今でも健在です。
ただ、テープの再生機能が、内部のゴムベルトが劣化して緩いのか動きません。
動かしても、ストッパーの機能が働いて、すぐに止まってしまうジャンク状態。
なので、活きているラジオだけは、日曜日の午前中に、時々、聞いていました。
TBSラジオの番組ですが、自分はパヨク系テロBSと揶揄していて避けたいのだ。
ですが、番組「安住紳一郎の日曜天国」は、面白いゲストも多く聞きたくなる。
ネットからラジコのアプリで視聴してもよいのですが、ラジオ雑音が懐かしい。
シャーと言うノイズの中で、ダイヤルを回して同調させるのは、ジイジの趣味。
それより、防災用にラジオぐらいは残した方がよいかもしれないと思いました。
ただですね、音量調整のスライドヴォリューム機能が壊れて、微調整できない。
あるポイントで、突然、ノイズが入って聞こえなくなり、ずらすと爆音になる。
要するに抵抗値を変えるための塗布された抵抗体が、その点で擦り切れたんだ。
まあ、そこの音量がちょうどイヤフォンによかったので、使いすぎが原因です。
もっとも、メーカー製品のパーツは専用で古いから、交換できる部品はないな。
だとしたら、家にある何か代用品のボリュウムを接続するしかなくなりました。
ガサゴソ探す内に、百均のヴォリュームアンプの残骸が出てきてバラしてみた。
すると、回転式の可変抵抗が付いているので、基板ごと部分を切り落とします。
基板の厚みが1ミリと極薄で、百円の製品だけあるなと思いつつ銅箔ごと切断。
これだけ薄いとカッターナイフで溝をつけて、応力をかけるとパリッと割れた。
後は、このパーツにビニル線を付けて、スライド抵抗の接点に半田付けで完了。
ただ、スライド部の抵抗値が影響するかもしれないので、抵抗部のそぎ落とし。
というわけで、スライド抵抗を殺したので、回転式から音量調整はバッチリだ。
買うわえて、カセットテープの再生もしないから駆動部を丸ごと外してしまって、ラジオ単体として聴取するようにいたのですが、リタイア後の電子工作というか修理としては、自画自賛ながらあっぱれと思ったのでした。
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