2014年8月23日土曜日

アクセス違いだから志賀高原に入れてあげない - 山田牧場スキー場 (ヤマボクワイルドスノーパーク) (長野県)

平成元年12月24日滑走

このゲレンデ、山田温泉でつとに有名な高山村の奥に潜んでいました。
北には笠ヶ岳がそびえていて、その稜線が志賀高原ととゲレンデを分け合います。

南側がこのゲレンデなのですが、雪がなければ県道で峠超えのドライブもできます。
もちろん、山スキーでツアーを組めますから、熊の湯まで出かけるのも楽しい。

直線で距離的に数キロ程度しか離れておらず、志賀高原の一部と見なせそうです。
だって、横手山から奥志賀までは、車なら運転して小一時間はかかる広大さです。

それほど広大なエリアをカバーする高原なら、山田牧場くらいオマケできるでしょう。
でも、アクセスする道路が全く違って、それが仲間入りを阻んでいるかもしれません。

先ず、冬場ですと、志賀高原のアクセスは長野県山内町からしか出入りできません。
しかも、高原自体が町域にすっぽり含まれますので、一体感があるような感じです。

グーグルドライブはこちらから
笠岳・志賀高原周辺マップ

これに比べると、こちらは南側で自治体も違うし、アクセスも須坂市からになります。
このため、別のゲレンデといった印象を受けますが、このエリアも国立公園です。

上信越高原国立公園の領域内に含まれるので、仲間に加えられそうな感じもします。
まあ、個人的にそう思ってみただけのことで、ここは山田温泉とのセットなんでしょう。

村自体は、高原にはさまれた谷あいから流れ出る川が浸食した平野部にあります。
ここから川の上流へとさかのぼれば山田温泉で、もっと上り詰めればゲレンデです。

歴史的には、戦国大名、福島正則終焉の地で、当時は高井野藩と呼ばれました。
文化的にも豊かな土地がらで、江戸時代の俳人、小林一茶も頻繁に訪れています。


そんなおらが村の自慢は、やはり温泉でして日帰り入浴施設の大湯がすばらしい。
実はここへ滑りに出かけたとき、この大湯に浸かって駐車場に停めて野宿をしました。

宿泊代をケチったせいで、ハッチバック車の後部座席にくの字になって寝たのです。
寝袋を持ち込み、ささやかな晩酌でほろ酔いになってから、ぐっすり寝込みました。

翌日、朝早く起きた時には雪がちらつきだして、途中から圧雪路の運転になりました。
標高千五百メーター以上へ上り詰めるのですが、細いつづら坂の雪道が恐怖です。

くねくね登っていくのですが、朝早いから対向車が来ないはずと思って決断しました。
結果的に来なくてホッとしましたけど、早朝でスキー場はかなり冷え込んでいました。

寒くてたまりませんでしたが、十二月中旬にしては積雪も豊富でコースはOKです。
ただ雪も降り止まず、視界の利かない中だったで、ゲレンデをよく覚えておりません。

と言うわけで、どうも山田温泉のまったりとしたお湯が、記憶に残ってしまいました。
この後、菅平高原まで戻りつつ滑り直しをしたのですが、この山田牧場へはもう一度出かけてみて、しっかとこの目でゲレンデを確かめてみたいと思ったのでした。


おまけ:
オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)
ヤマボクワールド・コースマップ

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