2014年8月3日日曜日

自分のイメージでは塊​炭飴、バッグに鞄、そ​して下町ロケット - 赤平山スキー場(北海​道)

パンフ表紙(表)

"来て。"とパンフに書かれていたから、出かけた分けでもありません。
歌志内のかもい岳スキー場を滑リ終わると、まだ日も暮れていなかった。

リフトの営業も時間的に多少余裕はありそうで、近場にスキー場がないか。
目ぼしいゲレンデを探したくて、ガイドブックをペラペラめくリ始めました。

すると、北に隣接する自治体、赤平市にこのスキー場があるのを発見です。
車で運転しても三十分ぐらいだいから、急いで移動すると決心しました。

この赤平は、炭鉱の町としてつとに有名で北海道の産業を牽引して来ました。
ヤマの町ですから、いくつかの炭鉱別に横へ長い市街地が発達しています。

スキー場は、一番大きな赤平の町から見て南斜面に位置していました。
企業名を冠した住友赤平小学校もすぐ近くで、放課後でも滑られそうです。

そんな町のゲレンデでも、スキーブームはどこでも考えることが同じでした。
スキーヤーを呼ぼうとした目論見で、パンフも豪勢にモデルさんを採用です。

パンフ中ページ
ここで滑ればうれしい冬になると誘ってはいますが、ちょっと魅力に欠ける。
リフト三本のゲレンデなら、コースもやや少なめでバリエーションも乏しい。

せっかく遠くまで出かけるのだからゴンドラのあるスキー場が本命でしょう。
こうなると、内地(本州)からのスキーヤーは富良野で滑るというものです。

でも、どうしても滑ってもらいたいなら、プラスワンぐらいかもしれない。
どうも、スキーヤー本命のゲレンデにはなり得えなかった感じがしますね。

結局、このスキー場は、経営も厳しく十年ほど前に廃止されてしまいました。
それから既に十年が経過していますので、今となっては懐かしい思い出です。

グーグルドライブはこちらから
そんな赤平ですが、道産子の自分としてはちょっと異なる印象もあります。
それが、タイトル通りの羅列なんですけど、先ずはお菓子の塊炭飴です。

石炭の町をイメージしたご当地名産でして、シンプルなニッキ味がおいしい。
自分も一度味わいましたが、石炭に似せて真っ黒なのが面白いです。

それから、赤平はカバンの町だって言うのが意外に知られておりません。
まず、エースブランドで有名なスーツケースースの製造工場があります。

ここは、海外拠点のマザー工場の役割を担うともHPで紹介されていました
会社の技術が集約しているんでしょうけど、なぜこんな地方なのでしょうか。

まあ、石炭を掘るって言うのは土木や採掘の技術が必要になって来ます。
そしてこれを維持するために、周辺の関連企業も地場に根付いていきます。

こうして、赤平には技術や品質管理の基本が育っていたんじゃないのか。
それは、こだわりの手作りで有名な”鞄のいたがき”も、根っこは同じことです。

だから、下町のロケット企業、植松電機も宇宙航空関連機器に挑戦しています。
北海道大学と組んでロケットエンジンを開発した話には、本当に夢があります。

と言うわけで、赤平って言う町は別にスキー場がなくても話題に事欠きません。
炭鉱が閉山になっても、ものづくりの技術が生き残っている町ですから、ぜひ地方再生の先頭を切ってもらいたいと思うのでした。

おまけ:
平成元年12月30日滑走
オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)


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