2014年11月15日土曜日

東京都湯沢町と揶揄された頃の摩天楼ビクトリアタワーを思い出した - 岩原スキー場(新潟県)

平成3年3月10日滑走

勤め先のご年配の課長さんが、よく越後湯沢へスキーを滑りに出かけていました。
話によれば、会員制リゾートマンションのメンバーになったそうでうらやましい

当時は、どこもスキーブームでして、乱開発気味にマンションが建設されていました。
しかも、ゴルフの会員権みたいに、人気があると百万円以上は必要だったはずです。

お話を聞いていて分かったのは、好きな日に泊まりにいけない場合があるのだそうです。
どうも、週末には予約も集中して、抽選などでふるいに掛けられていたかもしれません。

これも利ザヤ稼ぎで、部屋数より多く会員権を水増しして販売したのが原因でしょう。
不動産バブルの時代でしたから、色々と想定外にお金が掛かったのかもしれません。

課長さんからは、それでも週末に部屋が借りられたので、滑りに行こうと誘われました。
もちろん、スキー好きな自分に断る理由などもなくて、ハイと二つ返事で答えます。

こうして、突然にスキー旅行が決まったのですが、当日スキーを担いで出勤しました。
当然、通常の背広姿の出勤ですが、スキーのウエアや靴はキャリーバッグの中です。

メンバーも結構な人数に膨れ上がり、職場内では大きなイベントに昇格していました。
週末花の金曜日ですから、そこは仕事もそれなりに手仕舞いして、いざ出発します。

こうして、車を運転して夜中に到着したのですが、部屋で軽く酒宴も始まりました。
なんだかんだと話すうちに、話題は乱立するリゾートマンションの値段の話に移ります。

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泊まらせてもらった部屋は、2DKの間取りで実際には三千万円以上するようです。
もう四半世紀も前ですが、その頃は不動産バブルで、普通に当たり前の価格でした。

ただ、地方の物価水準にしては高騰していて、さすが東京都湯沢町だなと感じます。
首都圏のスキー客が週末にやって来るせいか、概ね値段が引きづられているのです。

当然、しがない勤め人の目では、週末だけの為に大金を投じるなど信じられません。
なぜ、年に一月程度しか用の無いマンションが、東京と同じような価格で売れるのか。

購入しても、毎月、割高な管理費の負担も重圧で、疑問を感じないのでしょうか。
まあ、景気は右肩上りを信じ切っていた日本人の悲しい性だったのかもしれません。

そんなリゾート談義もあらかた終わりまして、明日のスキー場の話題へ移行しました。
湯沢町はゲレンデがより取り見取りですけど、すぐ目の前が岩原スキー場なのです。

ここを外す理由もあまり見当りませんし、あっさりと岩原に決定してしまいました。
このスキー場、正式には”いわっぱら”と言いますが、規模もそれなりに大きいのです。

広大な緩斜面ゲレンデが特長ですが、当時、国土計画がゴンドラを別に建設しました。
ゲレンデのスケールも広がった感じがしたのですが、リフト券が別々なので驚きです。

ただし、長い緩斜面はゴンドラで上がれば、大半がちんたらと滑り降りるだけでした。
頂上の東側には、ゴンドラと連絡の良いリフトが掛かっていますが、国土専用みたい。

結局、ちょこちょこと乗り継ぎながら、気分次第で滑っては降りることになりました。
こういう点では、昔からのメインゲレンデの方が、グループ向けにぴったりなのでした。

というわけで、この手のリゾートマンションは、今や買い手もつかずに捨て値同然です。
例えば、間取りが1Kだと価格は十万円からで、値段はあって無いようなものでしょう。

これに、一旦マンションを購入すれば、管理費・修繕積立金は毎月払わねばならない。
加えて固定資産税もあるし、年間数十万円以上の出費は覚悟した上での買い物です。

こうなると、それだけの軍資金があるなら、自由に旅行したほうが楽しいかもしれない。
そんな風にも思えてくるのですが、最近はこういったマンションを購入して、第二の人生を送るご年配の定住者が増えつつあるようで、リタイア需要がスキー客の伸びに多少は貢献してもらいたいと期待するのでした。


おまけ:
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両面ごらんいただけます
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おわび:
自動公開で設定して、アップしましたが原稿の投入漏れが見つかりました。
ここに、手直しして再アップします。ご一読ください。(11月19日)   


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