2014年11月19日水曜日

ここで開かれたモーグルのワールドカップをテレビでよく見た - リステル・スキーファンタジア(福島県)

平成3年3月2日滑走(ナイター)

住所が、福島県耶麻郡猪苗代町大字川桁とあって、字(あざ)でたまげました。
カーナビがそろそろ普及し始めていた時でも、愛車はカセットステレオが限度です。

CDプレーヤーなんか以っての外でして、目的地の探索もドライブマップだけでした。
今なら、事前にグーグルマップでチェックすると、地図上の下見で何とかなります。

でも、当時は地図帳と首っ引きになって、レトロにルートを決めていた分けです。
しかも、スキー場のオープンがひっきりなしで、マップも完全には網羅できていない。

こうなると、住所を頼りに探すのですが、字となればカバーするエリアも広すぎます。
山の中へ分け入るアクセス道路も、細い一本線ですからどこを走ればよいのやら。

結局、出たとこ勝負で何とかたどり着けるの根性で、さっと出かけてしまうのでした。
それで、このスキー場はJRに川桁駅があることから、この地区だろうと察しました。

とにかく、駅の前までは行ってみましたが、猪苗代湖も近くにあるせいか平野です。
南には水田地帯も広がっていて、ゲレンデに向いた山があるようにも思えません。

クリックで拡大します川桁駅・リステル付近の地図

ただ、北側には山の端も見えていましたので、とにかくそちらへ車を走らせました。
細い町道を、ぐるぐる、迷路に入ったかのように走り回ったのですが、見つからない。

誰か外にいる人に聞こうと思っても、振り始めた雪のせいか、人影すらありません。
スキー場の道標も見当たらず、当てずっぽうに走り回るだけで途方にくれました。

ところがどっこい、道路の先に白い大きな建物が、ひょっと見え隠れし始めました。
ここじゃないかと思いまして、走り出したら道が二車線になって急によくなります。

おー、やっとたどり着いたなーと思いましたが、なんと市街地から目と鼻の先でした。
こんなに近いのがイメージできずに、もっと北のほうの町内をうろついていたのです。

これがために、ずいぶんと時間を費やしてしまって、もう午後二時を過ぎています。
ゲレンデを見る限りでは小規模な感じで、ナイターで滑っても十分じゃないのか。

それにナイター券がとても手ごろな価格だったので、ナイターに決めてしまいました。
営業の始まるまで時間もありますし、先ずは車の中で仮眠して英気を養います。

グーグルドライブはこちらから

ところで、このスキー場は滑るというより、モーグル大会の番組中継でよく見ました。
FISワールドカップの選手権が、毎年のように開催されていたのを覚えています。

この競技種目ですが、コブを滑り降りるテクニックが重要で、日本人好みでした。
途中、ジャンプ台から空中を舞うエアの演技も大切で、技の競い合いみたいです。

こういった競技の性格ですから、日本人の創意と工夫好きにマッチしたのでしょう。
後年、長野で里谷選手が金メダルを取りましたが、下地ができていたと思います。

と言うわけで、このスキー場は、この競技の裾野を広げる役割を果たして来ました。
貢献度は計り知れない中、一方でホテル専用のゲレンデには違いないのです。

名前も、ホテルリステル猪苗代と言いまして、スキーブーム絶頂期に仕上げられました。
特にウイングタワー棟の評判が高くて、じゃらんのサイトでは、ホテルプルミエール箕輪と同じスコアの4.1となっていますので、今度は上さんを引き連れてリゾート気分で出かけてみようかとも思ったのでした。


おまけ:
リステルスキーファンタジア・ナイター券(裏)


注:コースマップ出典元→オールスキー場完全ガイド’95(立風書房)
 

いいねと思ったら、二つポチっとね!
にほんブログ村 スキースノボーブログへ
にほんブログ村 スキースノボーブログ スキー場・スノボー場へ





0 件のコメント:

コメントを投稿