2020年4月24日金曜日

何時までもたっても花が咲かないので、訝しんでいたら花びらを付けずに開花しているんだってさ - 閉鎖花のホトケノザ(そのほか)

         
通勤の道すがら、ホトケノザのかわいらしいピンクの花をよく見かけています。
葉の形が特長で、仏様の台座(蓮座)のように見えるというのが名前の由来なの。

それで、ベランダの鉢に知らず知らずに生え出してきましたが、ほったらかし。
意外にひょろひょろと伸びて随分と成長したなと感じつつ、全く花が咲かない。

別名はサンガイクサ(三階草)で、仏様の台座が階をなしていると見立てました。
それで、葉の形や付き方を見ても、この花には違いないのですが、違いがある。

それは、土の栄養がいいのか草丈が伸び過ぎていて、野に咲くのは草丈が短い。
せいぜい、丈が10センチか15センチくらいで、これに可憐なピンクの花が咲く。

これが群生していると非常に美しいものですが、咲かない場合もあるのかなあ。
変だなあと思いつつ、他の雑草かもしれないと、ネットでググって調べました。

すると、咲いても小さくて、蕾のまま結実する閉鎖花が多数まじるんだってさ。
確かに、蓮座の上に小さな白っぽいつぶつぶが出ていたのは、観察済みでした。

なので、これは閉鎖花で敬津実してしまう、実につまらない花になり下がった。
実をいうと、都市部の道ばたでもたくさん見かけても花が咲かないと言います。

実際、大気汚染で空気があまりきれいでないからなのか、小さくて目立たない。
ほとんどが閉鎖花なんだそうで、これが田んぼの畔に咲いていたホトケノザか。

きっと、都市生活だと蜜を吸いに来る昆虫も少ないと察して戦略変更でしょう。
まあ、花をあきらめ、さっさと自家受粉して種をばらまいて生息地を拡大する。

そんな風に思っていたら、葉っぱに白斑点がつくようになってしまい病気かな。
まあ、享年はベランダにうどん粉病が発生して、色々な鉢に蔓延して困ったの。

大事に育てたナデシコ、ホタルブクロがそうで、全部刈り取ってしまいました。
花の咲いた後だから我慢したんだけど、多年草の株を残せなくて残念でした。

ムラサキケマン、種ができ始めていた

だから、今年こそ用心したいのだが、発生してしまって何か対策を施さないと。
ネットでは、1リットルの水に重曹1グラムを溶かして、葉に吹き付けるだけ。

農林水産省が、安全性が明らかな薬剤として指定したのが特定農薬の名称です。
農作物の防除に使う用途ですが、重曹以外は、食酢、エチレン、次亜塩素酸水。

食用重曹はカルメ焼きを作った思い出もありますが、身近に農薬が作れるんだ。
早速作って吹きかけてみましたが、うどん粉病の症状が納まるのに期待しよう。

というわけで、ホトケノザは、通勤の道すがらに野に咲くのを愛でるとします。
それで、通勤の途中で似たような花があったと思ったら、ムラサキケマンという花がありまして、仏殿の欄間などの装飾具の形状に似ているから名付けられた在来種ということですが、ホトケノザと同様に、古代の日本人が興味を持って名付けた草花ゆえに、春の風物として楽しもうとする自分がいるのでした。



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