札幌まで特急北斗で乗り継ぎ |
平成五年も残すところ後一日、あっという間に、大晦日になってしまいました。
振り返ってみると、何だか、大したこともしなかったなあと思い返しています。
ただ、故郷の北海道には二回も帰省する用事があって、それなりに楽しかった。
墓参りもしたし、大学の四十周年同窓会にも参加して、函館新幹線にも乗れた。
昔は、列車を乗り継いで、北海道から東京方面へよく貧乏旅行をしていました。
路銀の少ない旅なので、急行の自由席を乗り継ぐ旅でしたが、列車はガラガラ。
旧国鉄も非効率な経営がたたって、民営化への移行が叫ばれていた時代なんだ。
長距離の移動だって飛行機にシフトしたのに、列車ダイヤも代わり映えしない。
札幌から函館までは、急行ニセコに乗りますが、青森からはこの臨時列車です。
一度、多客期の臨時急行津軽51号に乗りましたが、車両に乗客が私だけなんだ。
最近は臨時列車で復活 |
まるで、銀河鉄道999にアニメのように哲郎とメーテルしか乗らない列車だな。
同じように、車掌さんが見回りに来ましたが、私一人の貸し切り状態なのです。
だから、少し怖くなってきて、他の車両に乗客はいないものかと探検しました。
揺れる車両を、数両は通路を歩いてい見たでしょうか、誰も見かけないのです。
まあ、実写版のスリーナインと思ってしまうほどに、誰も載ってはおりません。
営業係数など無視もいいところで、走れば走るだけ赤字を垂れ流すような運航。
当時は民営化が叫ばれていたので、国鉄も余命いくばくも無いかと思ったほど。
つい、そんなことを思い出して書いてしまいましたが、函館新幹線は韋駄天だ。
東京から函館まで四時間半で、それから在来線に乗り継いでもその日に着くな。
釧路でも稚内でも網走でも、何とかその日の内に到着できる時代になりました。
というわけで、新幹線が札幌まで延伸されたら、改めて乗車するのが楽しみだ。
面白いのは、従来の長万部から室蘭、苫小牧を経由せずに、倶知安、小樽の伝統ある函館本線経由で円視される点で、ニセコのインバウンド観光客を狙ったのかどうかは知りませんが、とにかく順調に開業してくれよと祈る自分なのでした。
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