今年も、七月末から”ツリガネニンジン(釣鐘人参)”の花が、咲き出しました。
去年より成長も良くて、草丈が1メーター近くに達して、ひょろひょろなんだ。
ただ、この程度なら草丈は普通らしく、強い風に煽られて倒伏しやすそうです。
近所で群生してある場所で種子を採取して撒いたものが、よく成長してくれた。
確かに、隙間もないほどに密生しているので、強風で倒れることはないだろう。
まあ、旅先の分布している各地で観察しましたが、群がって繁殖していました。
それで、自分の栽培株は三年を経過していますが、その間、食害に遭ったのだ。
なぜか、階上のバルコニーで栽培していたのに野ネズミが侵入し始めたのです。
おそらく、雨水を流下させる配管を伝って来たらしく、あまりに食害が大きい。
サツマイモの株は全て、朝顔は葉まで食べられてしまう始末で、被害は甚大だ。
この中に、ツリガネニンジンも根茎が掘り出されて、多少は食害に遭いました。
被害は軽微で済んだがゆえに、今年もまた開花してくれるのが実にありがたい。
現在、バルコニーの修繕工事も進んでいて、これで野ネズミもシャットアウト。
と期待したいところですが、中庭に避難した鉢を戻したらよく注意しましょう。
ところで、近所に咲いているこの植物は、花の色が非常に薄いのが残念ですな。
他方、北海道の各地で見かけた株は、花の色も濃くて、それはとても美しいの。
ネットでも、花の色に個体差があるとありましたが、寒い地域の方がより青い。
高山地帯もそうで、濃い花の色で、受粉を昆虫に呼び寄せ促そうとするのかな。
というわけで、花の色違いを感じてもらうために、撮影した写真を紹介します。
傾向的に、分布する場所がより冷涼であれば、花の色もより濃くなるような感じがして、だとすれば、汗をかきながら山登りをして、高山植物の一つとして花を愛でるのが良かろうと思うのでした。
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秋田駒ケ岳 |
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霧多布半島アゼチ岬 |
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