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ノースポールとレンゲソウ |
連日、猛暑が続いていますが、ノースポールの花がたった一輪で咲いています。
こぼれ種が、発芽したのだと思いますが、もともと、ノースポールの鉢でした。
三月末、開花期も終わりかけだったので、鉢から株を引き抜いて処分しました。
だから、その後、こぼれた種子から芽を出したとしても不思議ではありません。
ですが、開花は冬から春までなので、真夏の暑い頃にも咲くことができるのだ。
一輪ですが、きれいに咲いて驚いた一方、この鉢植えにアリが集っていました。
これは花の臭いに原因があると思っていて、猫のオシッコの臭いに近い感じね。
これは、ひょっとして花の受粉にアリを引き寄せるのに、嫌な臭気を使うのか。
実は、じょうろで水やりをすると、蜘蛛の子を散らすようにアリが逃げ出した。
この嫌な臭いにアリが誘われて、集まったとすれば、受粉の媒介役なのかなあ。
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種子は、1.5ミリ程度 |
そんな思い付きでネットでググってみると、説明ではアブラムシが原因らしい。
まあ、アブラムシは甘い分泌物(甘露)を出して、アリはそれに群がるのです。
つまり、食料を得るために集まる分けで、蟻とアブラムシは共生関係なのだな。
他方、アリはアブラムシを天敵から守てやる代わりに、甘露をもらう分けです。
結局、このノースポールは、アブラムシに群がるアリによる受粉(虫媒)だな。
これは、風の力で花粉を運ばせて受粉する、一般的な風媒とは、違う方法です。
追加的な説明としては、花粉は風で運ばれることはありますが、受粉は虫の力。
というわけで、実際に種子ができたのかは、これから採取して確認しましょう。
実際に、開花期の冬に花が咲いても、結実した種子が非常に少なくて、どうやって繁殖・分布を広げているのかと疑問にも思ってきたのですが、受粉が虫媒と分かった以上、昆虫の活性も低い時期だから、春以降にさいた花が受粉にはベストなのだろうと思うのでした。
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