超ローカルなJRの只見線は、廃線になってもおかしくない秘境路線の鉄路です。
新潟県側からは小出駅が始発で、福島県の会津若松が終点になる超ローカル線。
ただ、沿線は紅葉、雪景色、新緑など、只見川が悠々と流れる景色が美しいの。
なので、現在は生活路線というよりは、観光路線になって混雑するときもある。
二両連結の気動車ですから、座席はすぐに埋まってしまって立ち席の人も多い。
ただ、一日三便しかなく、往復できるアクセスが、非常に悪いのが難点なのだ。
代わりに、始発から途中までの列車があるにしても、小出駅始発はわずか五便。
一方、会津若松からは一時間に一本くらいはあるようで、これは地域の足だな。
他には、只見駅まで車で来て、駅の見学や短い距離で往復したりする手もある。
まず、只見駅を午後二時半発の会津若松行きに乗って、約一時間車窓を楽しむ。
その後、無人駅の本名駅で下車し、15分後に只見行きに乗れば戻られるのだ。
無人駅でも、ちゃんと集落のある地区で待合室もあるから、休憩はできますな。
ただ、その先の会津川口とか宮下まで乗れば、もっと只見線の橋梁も見学可能。
まあ、一日三便ですから、朝一番に乗って、午後の列車まで時間をつぶしたり。
夏などは日が長いのでOKでも、冬の季節は朝夕がすぐ暗くなって景色は無理。
それでも乗車して雪景色を見たいという人は、説明した只見駅の往復がベター。
国道400号線舟鼻トンネル |
不便な路線ですが、最近は、隣接する自治体に通年通行できる道路が増えたな。
例えば、国道400号線は峠道で冬季閉鎖でしたが、トンネルが開通しました。
これによって、会津田島と直結で、そこから野岩鉄道で東京まで行けたりする。
この会津田島には、奥会津唯一の総合病院もあったりして地域中核の市街だな。
というわけで、奥会津は、東京から意外に近い場所になっているのではないか。
新幹線の那須塩原や新白河からレンタカーを借りて走れば、そんなに遠くはないと感じられるはずで、だから、最近はこの地域への移住者が増加しているのも、道路など交通網整備のおかげで利便性が増したからと思ったのでした。
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